今回は、「平方根」とは何かを説明していきます!
「平方根」とは
「平方根」は、初めて出てくる言葉ですね。
平方根は、次のように定義される言葉です。
\(x\) の平方根:
2乗すると \(x\) になる数のこと
これだけ聞くと、あまりピンとこないかもしれないので、具体的な数字で考えてみましょう。
例えば、「4の平方根を求めなさい」と言われたら、
「2乗して4になる数は何があるかな・・・?」
と考えます。

\(2\times2=4\) だから、2を2乗したら4になるよ!
そうですね!よって、2は4の平方根です。

ちょっと待って!
\((-2)\times(-2)\) も4になるけど・・・?
お、いいことに気がつきました!
そうですよね、-2も2乗すると4になるので、4の平方根です。
つまり、4の平方根は2と-2ということになります。
平方根は2つある(正の平方根と負の平方根)
このように、2乗して \(x\) になる数を考えてみると、+のものとーのものがある事に気がつくと思います。
つまり、平方根は正の平方根と負の平方根の必ず2つセットになっているのです。
よって、
9の平方根は、\(\pm3\)
16の平方根は、\(\pm4\)
となります。
初めのうちによくあるミスとして、正の平方根だけ答えて満足してしまうミスが多いので、気をつけましょう。
2乗してxになる数が見つからないときはどうしたらいいの?
ところで、4,9,16,・・・ のように2乗してxになるちょうどいい数が見つかる場合はいいですが、
例えば5のように、2乗してxになるちょうどいい数が無い場合はどうしたらいいのでしょう・・・?
こういうときは、ルート(\(\sqrt{ \ \ }\) )という記号を使います。
例えば「5の平方根を求めなさい」と言われたら、ルートを使って「 \(\pm\sqrt{5}\) 」というふうに答えるのですね。
ルート(\(\sqrt{ \ \ }\) )について詳しくは次の記事で解説しているので、確認してみましょう!
まとめ
- \(x\) の平方根:2乗して \(x\) になる数のこと。
- 平方根は、正の平方根と負の平方根の2つある。
- 2乗して \(x\) になるちょうどいい数字がないときは、ルート(\(\sqrt{ \ \ }\) )を使う。
練習問題
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