高校生物

【生物基礎】「単細胞生物と多細胞生物」教科書解説!

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今回は、「単細胞生物」と「多細胞生物」についてのお話しです。

生物はみな「細胞」からできている

生物学の分野では、「生物のからだはみな細胞が集まってできている」と考えられています。
(これを、「細胞説」といいます。)

たとえば、わたしたちヒトのからだや植物のからだは、顕微鏡で拡大してみてみるとたくさんの細胞が集まってできていますね。

地球上の生物には、さまざまなタイプの生物がいますが、
わたしたちヒトのように、たくさんの細胞が集まってできている生物(多細胞生物)と、たった一つの細胞だけで生きている生物(単細胞生物)がいます。

細胞1つで生きる「単細胞生物」

たった一つの細胞だけで生きている生物を、単細胞生物といいます。

単細胞生物は、細胞一つだけしかないので、生きていくために必要な機能をすべてその1つの細胞が担っています。

代表的な単細胞生物

単細胞生物には、核をもたない細胞でできた生物原核生物)と、核をもつ細胞でできた生物真核生物)がいます。

単細胞生物の代表例

原核生物・・・メタン生成菌などの古細菌、大腸菌・シアノバクテリアなどの細菌

真核生物・・・アメーバ、ゾウリムシ、ミドリムシなどの微生物

どんな生物が単細胞生物か、覚えておきましょう。

たくさんの細胞が集まって1つの個体「多細胞生物」

わたしたちヒトのように、細胞がたくさん集まって1つの個体をなしている生物を、多細胞生物といいます。

多細胞生物では、それぞれの細胞はある特定の機能をもった細胞に分化していて、それらが調和することで生命活動を行っています。

多細胞生物の「組織」と「器官」

多細胞生物のからだは、細胞 < 組織器官 < 個体 と段階的につくられています。

まず、おなじ形・同じ機能をもった細胞が集まり、組織が作られます。(上皮組織など)

次に、いくつかの組織が集まって1つのはたらきをする器官が形成されます。(胃など)

そして、たくさんの器官が集まり、調和してはたらくことで、1つの個体が生活できるようになります。(ヒトなど)

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