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【生物基礎】「無機塩類の調節」教科書解説!

無機塩類の調節 高校生物

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腎臓では、水分の他に無機塩類(Na+, Ca2+ など)の再吸収も行っており、これらの体内濃度が一定に保たれるように調節されています。

今回は、この無機塩類の調節に関わるホルモンのお話しです!

ナトリウムイオンの調節に関わるホルモン

Na+の調節には、副腎皮質から分泌される鉱質コルチコイドというホルモンが関わっています。

Na+は、腎臓で水と一緒に再吸収されます。
鉱質コルチコイドは、この腎臓におけるNa+の再吸収を促進します。

体内のNa+濃度が減少すると、鉱質コルチコイドの分泌量が増加してNa+の再吸収が促進されます。

カルシウムイオンの調節に関わるホルモン

Ca2+の調節には、副甲状腺から分泌されるパラトルモンが関与しています。

Ca2+も、Na+と同様に腎臓で再吸収されます。
パラトルモンは、この腎臓におけるCa2+の再吸収を促進するはたらきを持ちます。

さらにパラトルモンは、腸からのCa2+の吸収を促進したり、骨や歯に含まれるCa2+の溶出を促進したりもします。

まとめ

  • 鉱質コルチコイド
    副腎皮質から分泌され、Na+の濃度調節にはたらく。
  • パラトルモン
    副甲状腺から分泌され、Ca2+の濃度調節にはたらく。
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