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【生物基礎】「細胞発見の歴史」教科書解説!

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今回は、人類ではじめて「細胞」を見た人たちのお話です。

細胞の第一発見者!ロバート・フック

人類の細胞との出会いは、1665年にさかのぼります。

このころ、ヨーロッパの科学者たちの間では、自作の顕微鏡を作って小さいものを観察するのが流行っていました。

そんな中、物理学・数学・生物学と幅広い分野で活躍していたロバート・フックは、自作の顕微鏡でコルク編をのぞき、小さな部屋のようなものがたくさんあることを発見しました。

ロバート・フックは、この小さな部屋を「細胞(Cell)」と名付けました。

しかし、ロバート・フックが観察した細胞は、実は死んだ細胞の抜け殻のようなもので、生きた細胞の観察はされませんでした。

生きた細胞を観察したレーウェンフック

生きている細胞が初めて観察されたのは、ロバート・フックがコルク編を観察してから少し経ったころ。

1670年代、今度はレーウェンフックという人が、これまた自作の顕微鏡でいろいろなものを観察しました。

彼は自作の顕微鏡で湖の水や雨水などいろいろなものをのぞき、その中に微生物がたくさんいることを記録しました。

中には、細胞1つ1つがはっきり見えるようなものもいて、生きた細胞を観察していたと言えます。

のちに彼は、「微生物学の父」と呼ばれるようになります。

まとめ

今回のキーワードまとめです。

細胞を実際に観察した、2人の人物とその功績をおさえておきましょう。

最初の発見者:ロバート・フック
自作の顕微鏡でコルク片を観察し、小さな部屋を発見。細胞(Cell)と名付ける。

生きた細胞を観察:レーウェンフック
自作の顕微鏡で様々なものを観察し、微生物などを記録。「微生物学の父」。

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