生物で出てくる長さの単位をおさえましょう!
生物で出る長さの単位

私たちが普段使っている長さの単位は、メートル法と呼ばれるもので、1m(メートル)が長さの基準です。
そしてその1000倍が1km(キロメートル)、1mの1000分の1が1mm(ミリメートル)ですね。
生物の世界は、1mmよりもさらに小さな世界です。
そこで、1mmより小さい単位もおさえておくと生物の理解に役立ちます。
μm(マイクロメートル)
1mmの1000分の1の大きさを、1μm(マイクロメートル)と言います。
マイクロは、ミクロとも呼ばれたりします。
「ミクロの世界」なんて表現を聞いたことがあるかもしれませんか?そのミクロです!
そして、基本的な細胞はμmのスケール感です。
(生物界隈ではよく、数10μmのスケール感のことを、「10μオーダー」なんて言ったりします)
例えば、ヒトの細胞は10μm前後のものが中心です。
また、ミクロの世界を見るには、光学顕微鏡が用いられます。
光学顕微鏡の分解能は、およそ0.2μmです。
nm(ナノメートル)
1μmのさらに1000分の1が、1nm(ナノメートル)です。
(洗剤の「ナノレベル消臭!」とかは、つまり「めちゃめちゃ細かいところまで消臭しますよ!!」ってことですね…!)
生物界でナノサイズのものと言えば、ウイルスやタンパク質分子などです。
ナノの世界は、残念ながら光学顕微鏡では見ることができません。代わりに、もっと大掛かりで高額な電子顕微鏡が必要になります。
電子顕微鏡の分解能は、およそ0.2nmとされています。